震災追悼の電飾で写真映え狙う? 神戸ルミナリエ会場、地面に水

 阪神大震災の記憶を伝え、犠牲者を鎮魂するため神戸市で開かれている光の祭典「神戸ルミナリエ」の会場で、3日の試験点灯の際に来場者の一部が地面に水をまいていたことが13日、主催する組織委員会への取材で分かった。電飾が水面に反射する様子を撮影するためだったとみられ、組織委は「犠牲者追悼の趣旨に反する行為は慎んでほしい」と呼び掛けている。

 組織委によると、一般には告知していない試験点灯があった3日夜、来場者が会場の公園「東遊園地」でペットボトルの水をまいて水たまりをつくった。その後カメラを持った10人前後が水たまりを囲み、水面に映る電飾を撮影した。


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