カナダ人拘束は中国国家安全省 所属団体、早期釈放求める

記者会見する中国外務省の陸慷報道局長=12日、北京(共同)

 【北京共同】中国で拘束されたと報じられたカナダの元外交官マイケル・コブリグ氏が所属するシンクタンク「国際危機グループ」は12日、ホームページ上で、コブリグ氏が10日夜に北京で中国国家安全省に拘束されたと明らかにし、早期釈放を求める声明を出した。拘束後の状況は不明とし、安否に懸念を示した。

 中国国家安全省は外国人のスパイ活動などを取り締まる部門で、スパイ容疑の名目で拘束した可能性がある。

 中国外務省の陸慷報道局長は12日の記者会見で、コブリグ氏の拘束について確認を避ける一方、国際危機グループは中国で登録されておらず、中国での活動は違法だと主張した。


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