桟橋設置の企業を立ち入り検査 沖縄県、届け出を確認

 沖縄県は11日、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡り、埋め立て用土砂を船に積み込んでいる桟橋を設置した名護市安和の民間会社「琉球セメント」に対し、県の公共用財産管理規則に基づき、立ち入り検査した。県によると、土砂積み込みの際に使用されている桟橋が、事前の届け出通りに設置されているかどうかを確認したが、問題はなかったという。

 政府は3日、同社の桟橋を使い、埋め立て用土砂の搬出作業を始めた。県は桟橋設置に関し、県の規則で定める工事完了の届け出のほか、県赤土等流出防止条例に基づく事業行為届け出も怠ったとして、作業の停止を求めた。


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