タイ、政党の政治活動を全面解禁 民政移管の総選挙へ始動

11日、バンコクで開かれたミス・ユニバース関連のイベントで発言するプラユット首相(中央)(AP=共同)

 【バンコク共同】タイの軍事政権は11日、2014年のクーデター以降禁止してきた政党の政治活動を全面解禁すると発表した。4年半以上にわたる軍政支配から民政へ移管するための総選挙が来年2月24日に予定されており、各党は活動を始める。

 軍政を率いるプラユット首相は総選挙後も続投する意思を示し、今年9月には親軍政政党「国民国家の力党」が旗揚げされた。地方農民や貧困層を支持基盤とする「タイ貢献党」などタクシン元首相支持政党や、都市部の富裕層らが支持の「民主党」が挑む三つどもえの戦いとなりそうだ。

 本格的な選挙キャンペーンは、国王の裁可を経た来年1月2日以降になる。


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