ムクウェゲ氏、コンゴに変革訴え オスロで移民らノーベル賞祝賀会

コンゴ移民らが開いたノーベル平和賞の受賞祝賀会で、参加者と記念撮影するムクウェゲ氏(右)=10日、ノルウェー・オスロ(共同)

 【オスロ共同】ノルウェーの首都オスロで10日、コンゴ(旧ザイール)の移民らが、性暴力根絶に取り組みノーベル平和賞を受賞した同国出身の産婦人科医デニ・ムクウェゲ氏(63)の祝賀会を開いた。ムクウェゲ氏は演説で「苦境にあえぐコンゴのために、みんなで立ち上がろう。変革の時だ」と呼び掛けた。

 ムクウェゲ氏は政治家の汚職を念頭に「なぜコンゴは鉱物資源が豊富なのに、国民は貧しいのか。国に誇りを持とう」と語った。コンゴでは23日に大統領選が予定されており、汚職撲滅に向けた思いを訴えた形だ。

 祝賀会にはノルウェーなど欧州に住むコンゴ移民や難民約500人が参加した。


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