原燃、再処理工場を報道陣に公開 核燃サイクルの中核、青森

日本原燃が公開した、使用済み核燃料再処理工場の中央制御室=10日午後、青森県六ケ所村

 日本原燃は10日、使用済み核燃料再処理工場(青森県六ケ所村)などを報道陣に公開した。原発の使用済み核燃料からプルトニウムを取り出す施設で、国の核燃料サイクル政策の中核。稼働の条件となる原子力規制委員会の審査で主要な議論は終了している。年明け以降に事実上の合格証の「審査書案」がまとめられるとみられている。

 公開対象は、再処理工場の中央制御室や重大事故対策の設備と、ほかに高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センターや低レベル放射性廃棄物埋設センターなど。

 再処理工場は1993年に着工。完成目標時期は当初97年だったが、トラブルなどの影響で20年以上遅れた。


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