警視庁が安田さんから聴取 シリア拘束時の状況を説明

 警視庁公安部は21日、内戦下のシリアで拘束され、3年4カ月ぶりに解放されたジャーナリスト安田純平さん(44)から、監禁されていた際の状況などを聴取した。捜査関係者や安田さんへの取材で分かった。公安部は今後も聴取を重ね、刑法の国外犯規定に基づいて逮捕監禁や略取、誘拐などの容疑で本格的な捜査に着手するかどうかを慎重に検討する。

 捜査関係者や安田さんによると、警視庁本部で妻の深結さんも同席し、2時間ほどの聞き取りに応じた。公安部から「関係国に協力を求めるにあたり、事実関係を確認したい」との説明があり、シリア入りから2016年1月半ばまでの経緯を話したという。


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