2018年11月21日 18:44 | 無料公開
埋め立て予定区域の外側で確認された、細かい泥などが付着した海草=9月、沖縄県名護市辺野古沿岸(日本自然保護協会提供)
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設予定地の同県名護市辺野古の海で、護岸工事開始後に外側の海草藻場に泥が積もったり、見つかる海草の種類が減ったりするなど環境に変化が起きているとの調査結果を環境団体の日本自然保護協会が21日までにまとめた。
防衛省沖縄防衛局は埋め立て予定区域を囲うように護岸建設を進めており、潮流が変わるなどした可能性がある。同協会は「移設工事は全体のごく一部しか進んでいないが、既に周囲に影響が出ている。防衛局は直ちに工事をやめ、海草の種類ごとに詳細な調査を実施すべきだ」としている。