脱貧困支援のパイ、北京で好評 日本大使館の式典で提供

紫芋パウダーを練り込んだポテトパイの説明をする井上峰志さん=21日、北京の日本大使館(共同)

 【北京共同】北京の日本大使館で21日、天皇誕生日祝賀レセプションが開かれ、広島県江田島市でサツマイモの栽培や加工を手掛ける井上峰志さん(36)が、中国雲南省で脱貧困を目指す農家が生産した紫芋パウダーを練り込んだポテトパイを提供し、好評だった。中国の貧困農家の所得向上を支援しており、販路開拓を図った。

 「甘くておいしい!」。レセプション参加者は試食し、笑顔を見せた。多くの人が興味を示し、用意した300個は全て配り切った。

 井上さんは江田島市で自動車板金塗装業を営む一方、耕作放棄地を活用しサツマイモを栽培、もみじまんじゅうや芋焼酎に加工し販売している。


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