北朝鮮が10監視所を撤去 非武装地帯で合意履行

20日、非武装地帯(DMZ)の北朝鮮側で爆破される監視所(韓国国防省提供・共同)

 【ソウル共同】韓国国防省は20日、北朝鮮との軍事境界線の南北各2キロに設定された非武装地帯(DMZ)で同日、軍事的緊張緩和に向けた南北の合意に基づき、北朝鮮側が監視所10カ所を爆破して撤去したと明らかにした。韓国側も15日に1カ所を爆破しており、今月末までに双方計20カ所の撤去作業が完了する見通し。

 韓国の鄭景斗国防相の国会議員への答弁によると、DMZには韓国側約60カ所、北朝鮮側約160カ所の監視所が設置されている。12月中に作業が終わったかどうかを検証し、追加撤去についても協議する方針。


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