記者殺害、米政府最終結論至らず サウジ皇太子殺害命令「不正確」

サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】米国在住のサウジアラビア人記者の殺害事件を巡り、米国務省のナウアート報道官は17日、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子が殺害を命令したと中央情報局(CIA)が結論付けたと米主要メディアが報じたことについて「不正確」と否定し、事実関係の確認を続けるとの声明を出した。

 中東の同盟国サウジとの関係を重視するトランプ大統領の意向が強く反映しているとみられる。

 声明は「米政府が最終結論に達したとする報道は不正確だ」と指摘。「多くの疑問が残っており、関連する全ての事実の確認を続ける。議会とも引き続き相談する」と説明した。


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