中国にらみ基地強化参画 米、パプアで豪と連携

17日、ポートモレスビーでAPEC関連会合に出席したペンス米副大統領(AP=共同)

 【ポートモレスビー共同】ペンス米副大統領は17日、パプアニューギニア・マヌス島にあるロンブラム海軍基地の強化計画に米国が参画すると発表した。この基地には中国も関心を示していたが、最近オーストラリアがパプアと基地強化を巡り合意。太平洋諸国で影響力を強める中国をにらみ、米豪が連携して対抗する。

 オーストラリア放送協会(ABC)によると、ロンブラム基地は地域の交易の鍵となる戦略的な位置にある。ペンス氏は17日のアジア太平洋経済協力会議(APEC)関連会合の演説で、日本、インドとの共同演習に触れ、日豪印と共に「太平洋の島しょ国の主権と海上の権利を守る」と訴えた。


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