米国との協力が「より良い選択」 インフラ支援で中国対抗

APEC関連会合の会場に到着したペンス米副大統領=17日、パプアニューギニア・ポートモレスビー(AP=共同)

 【ポートモレスビー共同】ペンス米副大統領は17日、パプアニューギニアの首都ポートモレスビーでのアジア太平洋経済協力会議(APEC)関連会合で、トランプ政権の包括的なインド太平洋戦略に関して演説した。中国が強引な融資で「借金漬け」にし、同国に依存せざるを得ない経済構造をつくり上げているとして、米国との協力強化が「より良い選択だ」と強調した。

 米国の最大600億ドル(約6兆8千億円)の融資枠を重ねて説明し、日本やオーストラリアと協力してインフラ支援を進め「自由で開かれたインド太平洋」を目指すと語った。地域取り込みに力を入れる中国に対抗する姿勢を鮮明にした。


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