「空飛ぶ車」来年中に試作機 官民が工程表の素案示す

 政府は16日、人を乗せて空を移動する「空飛ぶ車」に関する官民協議会の第3回会合を東京都内で開き、実用化に向けた工程表の素案を示した。2019年中に人が乗れる電動の試作機を完成させ、試験飛行を実施する目標を掲げた。20年代の実用化を目指し、制度の整備や技術の確立を急ぐ。

 工程表の素案は20年代に娯楽用途や貨物輸送で活用され、地方では人の移動手段として普及を想定した。30年代は都市部での移動手段として利用が広がるとした。

 このため、20年代に操縦者の技能や機体の基準を制定し、安全確保の法制度を整える。


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