豚コレラ感染で岐阜市が見解 イノシシ接触の可能性低い

飼育している豚から豚コレラの陽性反応が出た岐阜市畜産センター公園の豚舎=16日、岐阜市(共同通信社ヘリから)

 岐阜市椿洞の市畜産センター公園の豚2頭から豚コレラの陽性反応が出たことを受け、岐阜市は16日、記者会見を開き、「防疫態勢はしっかりしていた」と説明、周辺で相次いで感染が確認されている野生イノシシが接触した可能性は低いとの見解を示した。

 市によると、9月に市内の養豚場での感染が判明してから、園内の豚舎を電気柵やベニヤ板で囲い、周辺は一般客が入れないようにした。また、イノシシでの感染拡大を踏まえ10月9日からは放牧も中止した。

 園内では16日、殺処分した21頭の埋却や施設の消毒などが行われ、県は同日午後、初動の防疫作業の完了を発表した。


  • LINEで送る