EU離脱協定素案で合意 14日に英閣議、重要局面

英国のメイ首相(AP=共同)

 【ロンドン共同】英国と欧州連合(EU)は13日までに、英国のEU離脱条件に関する協定素案について実務レベルで合意した。英国のメイ首相は素案の内容と次の対応を協議する特別閣議を14日午後開催する。英首相官邸が発表した。EU側も同日、英国を除く大使会合を開き、承認を目指す。承認されればEUは月末ごろに臨時首脳会議を開き、正式に合意に至る可能性がある。

 細部の詰めは一部残るが、来年3月末に予定される英国のEU離脱を控え、2017年6月に始まった交渉は重要な局面を迎えた。ただ英閣内には対EU強硬派を中心に強い反発もあり、辞任を示唆する閣僚もいる。


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