伊達参院議長、来夏の不出馬表明 「後進に頑張ってもらう」

来夏の参院選不出馬を表明する伊達忠一参院議長=12日午後、札幌市

 伊達忠一参院議長(79)は12日、札幌市内で開いた後援会の会合終了後、来夏の参院選北海道選挙区(改選数3)に出馬しないと記者団に明らかにした。「(任期の)6年を考えると、後進に頑張ってもらおうということだ」と述べ、高齢や健康上の理由とした。政界を引退する。

 伊達氏は2001年の参院選で初当選し、現在3期目。内閣府副大臣や自民党参院幹事長などを経て、16年8月から参院議長を務めている。

 自民党道連は同選挙区で2人の当選を目指し、選考委員会を設置。伊達氏も他薦で応募していたが、選挙時に80歳と高齢であることなどから、道連内からは引退を求める声も上がっていた。


  • LINEで送る