第1次大戦終結百年、仏で式典 ナショナリズム台頭に警鐘

11日、パリの凱旋門の式典会場に到着したロシアのプーチン大統領(手前)やフランスのマクロン大統領(中央)、トランプ米大統領(左から3人目)ら(ロイター=共同)

 【パリ共同】1914年から4年以上にわたり世界に殺りくと破壊をもたらした第1次大戦が18年11月11日に終結してからちょうど100年となる11日、関係した60カ国以上の首脳らがパリの凱旋門に集まり、記念式典が開かれた。フランスのマクロン大統領は演説で「愛国主義はナショナリズムと正反対のものだ」と強調。ポピュリズム(大衆迎合政治)などに基づく自国優先的な考え方の台頭に警鐘を鳴らし、国際協調の擁護と強化をアピールした。

 マクロン氏が呼び掛け、トランプ米大統領やロシアのプーチン大統領、日本の麻生太郎副総理兼財務相らが参加した。


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