NY原油、2カ月ぶり安値 サウジ増産、景気減速懸念

 【ニューヨーク、ロンドン共同】23日のニューヨーク原油先物相場は大幅に反落し、指標の米国産標準油種(WTI)の12月渡しが前日比2・93ドル(4・2%)安の1バレル=66・43ドルと8月20日以来、約2カ月ぶりの安値で取引を終えた。欧州の北海ブレント原油先物も4・2%安の76・44ドルだった。

 サウジアラビア政府幹部が増産に前向きな姿勢を示したことから、需給が緩和するとの見方が広がった。世界的に株価が下落したことで、景気減速に伴うエネルギー需要の鈍化も懸念され、売りが加速した。


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