前理事長ら口頭で加点指示 東京医大「男性多く」とも

 東京医科大の第三者委員会が23日公表した第1次報告書からは、入試を巡り、臼井正彦前理事長(77)=贈賄罪で在宅起訴=と鈴木衛前学長(69)=同=が特定の受験生への加点を口頭で指示したことなど、2人による不正の詳細が浮かぶ。推薦入試の合否判定の際には「男性を多く取りたい」との発言もあったという。

 報告書によると、2016年以降の一般入試とセンター利用入試では、臼井氏と鈴木氏が関係者からの依頼を受けるなどして合格させたい受験生のリストを作成。入試に関わる特定の職員に口頭で受験番号と加点幅を指示した。


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