入札の価格「前回と同じ」と伝達 病院内で受注調整相談か

 公立昭和病院(東京都小平市)が発注した業務委託の入札を巡る官製談合事件で、警視庁捜査2課に官製談合防止法違反容疑などで逮捕された病院の施設担当課長山地今朝幸容疑者(60)が、業者側に「前回入札と同じような額になる」などと伝え、予定価格を算定するための基礎額や指名業者の情報を口頭で漏えいしていたことが23日、捜査関係者への取材で分かった。

 捜査関係者によると、談合容疑などで逮捕された空調設備会社役員の柳一男容疑者(63)と建物管理会社の社員成田元治容疑者(45)は昭和病院に常駐しており、3人は病院内で不正受注に関する相談をした可能性がある。


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