米大統領、10%の減税検討 中間選挙で共和党支持狙い

 【ワシントン共同】トランプ米大統領は22日、ワシントンで記者団に対し「中間所得層向けに10%の所得税減税を行いたい。来週か再来週には具体策を出したい」と述べた。11月の中間選挙で与党共和党の支持を拡大する狙いがある。

 ただ、米国では議会が税制の決定権を握っており、実現するかは不透明感が強い。共和党が中間選挙で上下両院の過半数を維持する必要があるが、下院では苦戦しているとの情勢が伝えられている。

 昨年末には法人税や個人所得税の税率の引き下げを柱とする税制改革法が成立、その結果、財政赤字が拡大した。


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