憲法改正で参院合区解消を 知事会、自民本部長に求める

 全国知事会で憲法問題を担当する徳島県の飯泉嘉門知事は22日、自民党の下村博文憲法改正推進本部長と会談し、憲法改正により参院選の合区を解消するよう求めた。下村氏は24日召集の臨時国会に、合区解消を含む改憲案を提示する考えを伝えた。

 飯泉氏は会談後、記者団の取材に応じ、合区の選挙区候補者を救済するため参院の定数を増やす7月の公選法改正を「緊急避難的な措置で、合区が解消されたわけではない」と指摘。自民党による改憲案提示について「いよいよだ。最大の関心を持っていきたい」と期待感を示した。

 合区は2016年参院選で「鳥取・島根」と「徳島・高知」の4県で導入された。


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