5千万トンのLNG市場創出 名古屋で生産・消費国会議を開催

 液化天然ガス(LNG)の生産国と消費国の政府や企業の関係者が集まり、LNG取引の課題を議論する「LNG産消会議」が22日、名古屋市内で開かれた。世耕弘成経済産業相は、LNG関連の投融資支援を拡充することを表明し「(世界で新たに)5千万トン規模の市場を創出する」と強調した。

 世耕氏は、アジアを中心に需要が増大していると指摘した上で、取引契約の柔軟性や価格の透明性が確保されることが重要だと指摘。「日本が経験を生かし、新しい供給源と需要を結びつける役割を果たす」と述べた。

 LNGは需要が急激に伸び、2020年代前半に需要が供給を上回ると予想されている。


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