コンゴで医療スタッフ殺害される エボラ熱感染防止に従事

 【ナイロビ共同】コンゴ(旧ザイール)保健省は20日、東部の北キブ州で流行するエボラ出血熱の感染防止に取り組んでいた医療スタッフ2人が、同州ブテンボ近郊で反政府勢力に銃撃され死亡したと発表した。AP通信が報じた。

 政府が8月に流行を宣言して以降、医療従事者が殺害されるのは初めて。20〜21日には、北キブ州ベニで住民13人が殺される事件が起きた。豊富な地下資源を巡る武力衝突が相次ぎ、エボラ熱の治療や予防の妨げとなっている。

 医療スタッフ2人は政府軍と行動を共にしていた。国籍は不明。保健省によると、計画的犯行の可能性がある。


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