大阪府立高、願書の性別欄廃止へ 来春の入試から

 大阪府教育庁は19日までに、来春の府立高入試から願書の性別記入欄をなくすことを決めた。性的少数者(LGBT)の志願者に配慮するためだとしている。府が6月、人権施策推進基本方針に基づき、不要な性別欄の廃止を検討するよう通知していた。

 教育庁によると、生徒が記入する願書にはこれまで氏名や生年月日、住所のほか、男性か女性かを記入する欄があった。教育庁は「性別は合否に関係がなく、自覚している性と違う性を記入することに抵抗がある志願者への配慮が必要と判断した」と説明している。

 府立高のほか、府立支援学校の願書の性別記入欄もなくす。


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