KYB問題、自治体の発表相次ぐ 免震・制振装置データ改ざん

 油圧機器メーカーKYBによる免震・制振装置のデータ改ざん問題で、自治体からは18日も、庁舎などに同社やその子会社製の装置を導入していたとの発表が相次いだ。性能検査記録データが改ざんされた製品かどうか確認を進めるなど、対応に追われている。

 高知市は、市消防局などが入る「総合あんしんセンター」にKYBと子会社が製造した免震装置が8基使われていると発表。群馬県では、高崎市内の県営住宅4棟で制振装置計146基を使用していた。松江市内の県道の橋にも2基が使われていた。

 福井県越前市や広島県三原市では、建設中の新庁舎に使用。栃木県佐野市役所本庁舎では8基設置された。


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