2018年10月16日 16:28 | 無料公開
EU欧州委員会ビル前のEU旗=14日、ブリュッセル(ロイター=共同)
【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)は15日の外相理事会で、アジアへのインフラ投資を通じて、欧州とアジアのつながりを強める新戦略を採択した。投資の透明性確保や投資対象国の重債務回避など、中国の現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」を意識した欧州流の手法を強調。18、19両日にブリュッセルで開かれるアジア欧州会議(ASEM)首脳会議でアピールする構えだ。
新戦略は運輸、エネルギー、デジタル、人的交流の4本柱で対アジア投資や支援の拡大をうたい、根底にあるのは「自由や民主主義、法の支配、人権の尊重」だと説明した。