EU、アジア投資で「新戦略」 中国意識し「欧州流」強調

EU欧州委員会ビル前のEU旗=14日、ブリュッセル(ロイター=共同)

 【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)は15日の外相理事会で、アジアへのインフラ投資を通じて、欧州とアジアのつながりを強める新戦略を採択した。投資の透明性確保や投資対象国の重債務回避など、中国の現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」を意識した欧州流の手法を強調。18、19両日にブリュッセルで開かれるアジア欧州会議(ASEM)首脳会議でアピールする構えだ。

 新戦略は運輸、エネルギー、デジタル、人的交流の4本柱で対アジア投資や支援の拡大をうたい、根底にあるのは「自由や民主主義、法の支配、人権の尊重」だと説明した。


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