トヨタ再雇用者年収150万増も 20年度に新制度を導入

 トヨタ自動車が、60歳の定年後に再雇用されて生産ラインで働く技能系の従業員に検討している処遇改善策の概要が26日、分かった。年収を現行制度から100万〜150万円増やした雇用形態を新設する。労働組合の同意を得た上で2020年度に導入する。

 ベテランのやる気を高め、人手不足の解消や若手への技能伝承を促す。会社側が労組に提案し、労使で協議を重ねてきた。労組は近く受け入れの是非を判断する。

 新しい雇用形態の名称は「SP(スキルド・パートナー)―A」で、生産ラインで部品の製造や車の組み立てに直接携わる「区分A」の業務が対象になる。


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