香港政府、独立派に活動禁止命令 返還後初、中国の意向か

 【香港共同】香港政府は24日、香港独立を主張する政党「香港民族党」に対し、国家の安全を損なう恐れがあるとして、関連条例に基づき活動禁止を命じた。同条例に基づく禁止命令は1997年の香港返還後初めて。中国の習近平指導部の意向をくんだ措置とみられる。

 香港民主派は「結社、言論の自由の侵害」と反発、反中国的な他の政治団体への波及を警戒している。

 禁止命令を受け、香港民族党は違法団体と認定された。党員らが今後、集会や街宣など政治活動を行った場合、刑事罰に問われる可能性がある。香港メディアによると、同党側は30日以内に不服申し立てができる。


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