来年はノーベル文学賞復活 性暴行疑惑から立て直し

 ノーベル文学賞の選考主体、スウェーデン・アカデミーのアンデシュ・オルソン事務局長は22日までに共同通信と会見し、アカデミー関係者の性的暴行疑惑で今年は見送られた受賞者発表を、来年は予定通り行うことに「自信がある」と述べた。10月の文学賞以外のノーベル各賞発表を前に、スウェーデンの首都ストックホルムで語った。

 世界最高権威とされるノーベル賞の文学賞で受賞者が決まらないのは1949年以来で、醜聞による見送りは極めて異例。アカデミーは失墜した信頼の回復を図り、来年10月に今年の分も含めて発表できるよう組織の立て直しを進めている。(ストックホルム共同)


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