中銀独立とトルコ商務相 対日農産物輸出拡大に意欲

トルコのペクジャン商務相=7月、アンカラ(共同)

 【イスタンブール共同】トルコのペクジャン商務相が20日までに、共同通信の書面インタビューに応じた。通貨リラ下落や物価上昇が深刻となる中、中央銀行の独立性を強調。交渉中の日本との経済連携協定(EPA)を来年中に署名することが目標だとし、農産物などの日本への輸出拡大に意欲を示した。

 市場ではエルドアン政権の中銀への圧力が懸念されている。ペクジャン氏は13日に中銀が大幅利上げを行ったことを挙げ「中銀は物価安定への固い決意を示し、独立性への疑惑を払拭した」と述べた。成長率は高く、観光業や輸出も好調だとして、経済の先行きに自信も示した。


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