北海道電、苫東1号機を再稼働へ 安定供給に弾み

 北海道電力は19日、北海道の地震で停止した苫東厚真火力発電所の1号機(厚真町、35万キロワット)を再稼働させる。6日未明の震度7の地震発生以来13日ぶり。同社は18日の再稼働を目指していたが、一部工程に時間を要し、ずれ込んだ。主力発電所の一角の再稼働で安定的な供給に弾みをつけたい考え。今後は苫東厚真2、4号機の早期再稼働を目指す。

 1号機再稼働後の北海道電の供給力は約400万キロワットまで回復、この時期の最大需要を安定的にカバーできる状況になる。国や北海道は地震後に実施した特別な節電を終了し、例年通りの「無理のない範囲の節電」に緩和する。


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