2018年8月20日 19:39 | 無料公開
環境省の検討会は20日、動植物の遺伝子を効率的に改変できる「ゲノム編集」技術の規制方針を大筋でまとめた。改変対象の生物が本来持たない遺伝子を外から組み込むと、環境への影響評価など法律に基づく手続きが必要になる。一方、従来の品種改良でも行われるように、もともとある遺伝子に変異を生じさせ、機能を失わせるだけなら規制の対象外とした。
ゲノム編集は比較的新しい技術のため、遺伝子組み換え生物が意図せずに拡散するなど環境への悪影響を防ぐ「カルタヘナ法」の対象になるかどうかが明確ではなかった。