金氏決断なら1年以内に非核化 米、長官派遣で真意見極めへ

 【ワシントン共同】トランプ米政権は19日までに、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が「戦略的決断」を下して核放棄と経済発展の道を選べば、1年以内で非核化が実現するとの見通しを示した。ただ6月の米朝首脳会談以降、北朝鮮は核兵器の申告など具体的行動を取っておらず、トランプ政権は近くポンペオ国務長官を派遣し、金氏の真意を見極める考えだ。

 ボルトン大統領補佐官によると、韓国の文在寅大統領は4月27日の南北首脳会談で、北朝鮮が迅速に非核化すれば、韓国や日本からの支援が始まり利益が得られると説得。1年以内に実現しようと持ち掛けると、金氏は同意したという。


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