韓国で大統領側近の逮捕状審査 世論操作共謀疑い

17日、逮捕状審査を受けるためソウル中央地裁に出頭した韓国の金慶洙・慶尚南道知事(共同)

 【ソウル共同】韓国与党「共に民主党」の元党員の男がインターネット上で世論操作をしたとされる事件を巡り、男と共謀した疑いがある同党の金慶洙・慶尚南道知事が17日、逮捕状審査を受けるためソウル中央地裁に出頭した。金氏は文在寅大統領の側近。地裁判断は17日夜以降の見通し。

 金氏は出頭した際、記者団に「法廷でもこれまで同様に誠実に(自らの主張を)説明したい」と述べた。

 金氏は昨年の大統領選で文氏の陣営幹部を務め、今年6月の統一地方選で知事に当選した。逮捕されれば文政権にとって打撃となる。

 韓国メディアによると、金氏はこれまでの事情聴取で容疑を全面否認している。


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