国交次官に森技監 旧建設省系出身

 国土交通省は23日、毛利信二事務次官(61)が退任し、後任に技術系トップの森昌文技監(59)を充てる人事を固めた。24日に決定する。

 森氏は旧建設省出身の技官で、近畿地方整備局長や道路局長などを歴任。道路畑が長く、日本橋(東京都中央区)の上を覆う首都高速道路の地下移設に向け、計画を東京都などと協議する検討会で座長を務めている。

 国交次官は旧建設省の事務官と技官、旧運輸省の事務官が就くことが慣例になっている。

 【国土交通事務次官】

 森 昌文氏(もり・まさふみ)東大卒。81年建設省。道路局長を経て16年6月から技監。59歳。奈良県出身。


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