4千人超、減らぬ豪雨避難者 西日本の被災3県

避難所になっている岡山県倉敷市立二万小の体育館で過ごす人たち=23日午後

 西日本豪雨による甚大な被害発生から2週間以上が経過、被害の大きかった岡山、広島、愛媛3県の避難者数は計4千人程度で推移し、減少ペースは鈍い。住宅の損壊や浸水で行き場を失い、仮設住宅などを確保できるまで滞在せざるを得ない人が多いとみられる。とりわけ高齢者らにとって長期の避難所生活は負担が重く、支援を続けていく必要がある。

 総務省消防庁によると、10日時点で岡山、広島両県でそれぞれ4千人以上、愛媛県でも千人以上が避難所を利用した。勧告・指示の解除に伴い、3県の避難者数はその後減ったが、23日時点でも、岡山が2609人、広島1176人、愛媛408人に上る。


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