日銀、国債を無制限に買い入れ 5回目、金利抑制の狙い

 日銀は23日、固定の利回りを指定した上で国債を無制限に買い入れ、金利の上昇を抑える「指し値オペ(公開市場操作)」を24日に実施すると通知した。通知は今年2月2日以来で、5回目となる。23日の国債市場で一時、0・090%まで上昇した長期金利を抑え込む狙いとみられる。

 日銀の大規模緩和政策は国債市場の機能低下などの副作用を指摘する声が強まっており、日銀が現行政策を修正するとの観測が出て、国債売りが加速し金利が急上昇した。日銀は引き続き難しいかじ取りを迫られる。


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