南北鉄道の連結へ現地点検 韓国調査団が訪朝

20日、韓国・高城の南北出入事務所を通じて北朝鮮側に向かう韓国の共同研究調査団(聯合=共同)

 【ソウル共同】韓国と北朝鮮が日本海側を南北に走る東海線鉄道をつなぐ事業の実現を目指し、連結区間の点検に当たる韓国側の共同研究調査団が20日、北東部の江原道高城の南北出入事務所を通じて北朝鮮側に入った。

 鉄道連結は南北の共存共栄を図るとする文在寅大統領の「朝鮮半島新経済地図」構想の基盤となる事業。国際社会の対北朝鮮制裁が緩和された場合にすぐに着手できるよう、準備を進める。

 韓国統一省によると、訪朝するのは国土交通省の黄晟圭鉄道局長ら計15人。北朝鮮側の担当者らと合流し金剛山青年駅から軍事境界線までの区間を点検する。


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