石垣市長、陸自受け入れ正式表明 防衛省に伝達、配備加速へ

 沖縄県石垣市の中山義隆市長は18日、石垣島への陸上自衛隊の部隊配備を受け入れる考えを正式に表明し、防衛省側に伝えた。中山氏は取材に「市民向けの意見交換会なども踏まえて判断した」と答えた。3月の市長選で、自民、公明などの推薦を受けた中山氏は事実上容認する立場を示し3選。正式表明で配備の動きが加速する見通しだ。

 防衛省は、石垣市の尖閣諸島周辺で中国との緊張状態が続く中、南西諸島防衛のため石垣島に500〜600人規模の警備部隊と地対空・地対艦ミサイル部隊の配備を計画している。

 配備予定地の周辺地区では「静かな生活環境が壊れる」として反対運動が起きている。


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