三菱UFJ信託が情報銀行 個人データを企業に提供

 三菱UFJ信託銀行が、商品の購買履歴や健康情報などの個人データを預かり、本人から同意を得た上で第三者の企業などに提供する「情報銀行」の事業を2019年にも開始する方向で調整していることが17日、分かった。データを個人の意思で管理できるようにするのと同時に、企業側が利用しやすい環境整備を目指す。

 8月から千人規模の個人情報を扱う実証実験を始める。三菱UFJ信託が開発したスマートフォンのアプリを使う計画。

 将来的には、提供してもよいデータの種類や提供先企業を事前に選ぶことができるようにする。個人が情報を提供した見返りに一定の対価を得られる仕組みもつくる。


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