岸田氏に総裁選出馬判断を一任 派閥総会で決定

 自民党の岸田文雄政調会長が率いる岸田派(宏池会、48人)は17日、東京都内で臨時総会を開き、9月の党総裁選を巡り、立候補するかどうかの判断を岸田氏に一任することを決定した。岸田氏は総会後、記者団に決断のタイミングについて「国会閉会後に自ら判断したい」と述べるにとどめた。党内情勢や派閥内の意見を踏まえて最終判断するとみられる。

 岸田派内では総裁選対応に関し、6〜7月に当選回数別に懇談会を開催した。幹部が意見を聴取したが、立候補を求める「主戦論」が大勢を占めた。一方、ベテラン議員を中心に慎重意見も根強く残っている。


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