大阪北部地震の被害3万3千棟超 発生1カ月、災害対策見直し議論

 最大震度6弱を観測、4人が犠牲となった大阪府北部地震は18日で発生1カ月。住宅被害が京都、大阪、兵庫、奈良の4府県で計約3万3千棟に上り、行政が賃貸住宅を借り上げる「みなし仮設」への入居手続きが始まっている。大都市の災害対策の見直し議論や、女児が犠牲となった危険ブロック塀撤去も進む。

 大阪府では避難者が最大2397人に上り、13日現在も22カ所の避難所に109人が身を寄せる。府内の3万715棟の建物被害のうち、全壊10棟、半壊181棟、一部損壊が3万524棟。災害救助法で原則として仮設住宅の提供対象とならない半壊や一部損壊が大半を占める。


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