神鋼担当者4人、地検は不起訴へ データ改ざん

神戸製鋼所の東京本社=東京都品川区

 神戸製鋼所の製品データ改ざん事件で、警視庁が不正競争防止法違反(虚偽表示)の疑いで、法人としての同社と工場の担当者4人を17日中にも書類送検する方針を固めたことが、関係者への取材で分かった。東京地検特捜部は、法人としての神鋼を起訴し、4人は不起訴処分とする見通し。

 特捜部は改ざんが長期にわたって組織的に続いていたことから、法人の刑事責任を問えると判断。担当者については、顧客への虚偽表示に当たると明確に理解していなかった可能性があることなどを考慮したとみられる。

 関係者によると、4人は真岡製造所(栃木県真岡市)、長府製造所(山口県下関市)などの担当者。


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