豪雨の農林水産被害436億円 さらに拡大も

 農林水産省は15日、西日本豪雨や台風7号に伴う農林水産関連の被害額が35道府県で計436億9千万円に達したと発表した。14日時点の290億5千万円から拡大した。同省は全容把握に向けて調査を続けており、被害額はさらに膨らむ見通しだ。

 被災自治体からの報告をまとめた。内訳はため池の決壊など農業用施設関連の被害が124億6千万円、林地の荒廃が119億1千万円、農地の破損が81億3千万円、林道施設関連が73億5千万円など。

 ミカンやモモ、トマト、コマツナなどの農作物関連の被害も17億8千万円に上っているほか、アユなどの水産物の被害も報告されている。


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