青森・六ケ所村長に戸田氏再選 核燃サイクル「推進」主張

 核燃料サイクル施設が立地する青森県六ケ所村で、任期満了に伴う村長選が24日投開票され、現職戸田衛氏(71)が、医師遠藤順子氏(58)を大差で破り、再選を果たした。

 原発の使用済み核燃料を再処理して取り出したプルトニウムなどを再利用する核燃料サイクル政策の是非が争点で、「推進」を主張する戸田氏が「見直し」を訴える遠藤氏をかわした。

 戸田氏は「エネルギー産業による村の振興」を公約に掲げ、地元商工業の振興や福祉の充実に取り組む考えも強調した。全村議18人の支持を得て選挙戦を優位に進めた。


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