自民、世襲抑制へ提言案 厳格な公募で機会提供

 自民党の党・政治制度改革実行本部(塩崎恭久本部長)が世襲議員を抑制するためにまとめた提言案が24日、判明した。「全てのやる気ある人物に公平に機会を提供する」と掲げ、国政選挙の新人候補を選定する際の厳格な公募実施や、世襲候補に衆院選小選挙区と比例代表の重複立候補を認めないハンディキャップの設定を盛り込んだ。

 「開かれた政党」をアピールするのが狙い。親族から選挙区を引き継ぐ世襲の多さが「党の閉鎖性、不公平さ」を国民に印象付けると指摘した。近く実行本部会合で議論した上で最終決定し、安倍晋三首相(党総裁)に提出する。


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