児相が48時間以内対応かを調査 女児虐待死で厚労省

船戸結愛ちゃんが虐待を受け、死亡したアパート=7日、東京都目黒区

 東京都目黒区で両親から虐待を受けていた船戸結愛ちゃん(5)が死亡した事件を受け、厚生労働省が全国の児童相談所を対象に、虐待通告があった子どもの安全確認に関して実態調査に乗り出したことが23日、分かった。国が望ましいとする「通告から48時間以内」に対応しているかなどを確認する。

 今回の事件では、目黒区を管轄する品川児相が、香川県の児相から結愛ちゃんのケースを引き継いだが、約1カ月間安全確認できないまま、本人が死亡した。厚労省は各児相による安全確認の進め方について実態把握に努め、再発防止策につなげる考えだ。


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