2018年6月23日 07:14 | 無料公開
米連邦最高裁=ワシントン(AP=共同)
【ワシントン共同】米連邦最高裁は22日、事件捜査で容疑者らの携帯電話の位置情報を無断で調べるのは不法な捜索や押収を禁じた憲法修正第4条に反するとして妥当性が争われた訴訟で、令状なしの捜査は原則認められないとの判断を示した。
トランプ政権下で保守系の最高裁判事が多数となり保守派寄りの決定が続いているが、今回は保守派のロバート長官がリベラル系判事4人に同調し、5対4で捜査機関の権力乱用にくぎを刺す裁決となった。
2010〜11年に中西部デトロイト周辺で多発した強盗事件で実刑判決を受けた被告側が原告。